基本情報

所属
国立遺伝学研究所 新分野創造センター 遺伝子量生物学研究室 准教授
学位
Ph.D.(Cornell University)

J-GLOBAL ID
201401027404930536
researchmap会員ID
7000007171

外部リンク

 ゲノムには生命の設計図がコードされています。ゲノム情報は、通常、厳密に維持されていますが、がん細胞では、点変異などのスモールスケールの変化から、染色体領域の欠失や増幅を伴うラージスケールの変化まで、多種多様な変化が生じています。これまでのがん研究では、このような染色体上で起こる変化が主な対象でしたが、がん細胞は染色体の一部が環状化した「染色体外環状DNA (extrachromosomal DNA [ecDNA])」が蓄積しています。ecDNAはがん患者検体の約17で見つかっており、がん遺伝子、薬剤耐性遺伝子、免疫調節遺伝子などを含んでいることが報告されています。また、ecDNA上の遺伝子は、染色体上にあるときよりも過剰に発現しやすくなるなど、染色体とは異なる性質を獲得し、細胞のがん化、がんの悪性化、治療抵抗性などの予後不良に大きく寄与することが明らかとなってきました。私の研究室では
  「ecDNAはどのような分子メカニズムで生成され、維持されるのか?」
  「ecDNAは細胞機能にどのようなインパクトを与えるのか?」
について解明することを目指しています。
 また、正常細胞や他の生物においてもecDNA以外の環状DNAが観察されていることから、環状DNAは生命活動に必須なシステムを担っているのではないかと考えています。そこで、これらの環状DNAについても研究を行い、「環状DNA生物学」を創成することを目指しています。詳しい研究内容については、ホームページをご覧ください。


委員歴

  2

受賞

  11

論文

  22

講演・口頭発表等

  51

所属学協会

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

メディア報道

  4