基本情報

学位
理学博士

J-GLOBAL ID
201401096379094193

研究課題と活動状況: (1)昭和基地で観測が実施されている超伝導重力計やGPS,VLBIを利用して、氷床変動に伴う地殻変動および重力変化の研究を行っている。具体的には、衛星レーザー高度計のデータを用いて、氷床量変動による質量変動を見積もり、それから予想される地殻変動量や重力変化と観測データの比較を行っている。
(2)合成開口レーダー(SAR)干渉法を用いた南極氷床地形モデルの作成。SAR干渉法では極めて分解能な地形モデル(DEM)を作ることができる。2006年に打ち上げられた「だいち」のPALSARを用いて、リュツォ・ホルム湾沿岸氷床地形モデルの作成を行っている。
観測としては、主に
・昭和基地での超伝導重力計による連続観測、VLBI観測
・GPSを利用した露岩域、海氷上、氷床上での観測
の支援を行っている。極域観測歴: 第41次南極地域観測隊越冬隊員(地学),

第45次南極地域観測隊越冬隊員(地学)産学共同研究: 共同研究(株式会社パスコ), 衛星XバンドSAR干渉試験用データの氷床表面変動検出有効性に関する研究, 平成23年3月15日~10月31日

第57次南極地域観測隊夏隊員(地学)

第59次南極地域観測隊観測隊長(夏隊長)

論文

  127

MISC

  18

講演・口頭発表等

  49

社会貢献活動

  14

その他

  1
  • 超伝導重力計で観測された重力変化とICESat衛星レーザー高度計データから求めた氷床変動から予想される重力変化との比較を行い、変化の大きさについては十分には説明できなかったものの、数か月スケールの変化の様子についてはかなり類似しているという結果が得られた。また、これに付随して、海洋の非潮汐変位が昭和基地の重力観測に及ぼす影響についても考察を行った。 今後、南極沿岸域で連続観測が実施されているIGS-GPSのデータと予想される座標変位との比較を行いたい。 観測関連では、セキュラーな氷床変動の検出のために、南極沿岸露岩域や氷床域において、より広範な地域で絶対重力測定とGPS測定を実施したい。また、遠隔地無人GPS観測システムの構築を進めていきたい。こうしたシステムは、氷河や氷山、海氷の流動を追跡する上でも役立つことが期待される。