2002年4月
九重火山の地殻変動
京都大学防災研究所年報
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 45
- 号
- 45B
- 開始ページ
- 633
- 終了ページ
- 643
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 京都大学防災研究所
1995年10月に九重火山で生じた水蒸気爆発以後, 我々は繰り返し光波辺長測量とGPS測量を行ってきた。最も大きく変化したSGM・HSS測線(1.1km)では, 約6年間で70cm以上も収縮し, 多くの測線でほぼ直線的な辺長の変化が現在も継続している。茂木モデルの減圧源が硫黄鉱山のあった硫黄山の噴気地帯直下600mの位置に求まった。これらの地殻変動と噴気による放出エネルギーの時間変化との間に相関関係がみられることから, これらの継続的な地殻変動は噴気活動に伴う地熱貯留層の減圧に起因していると考えられる。
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 0386-412X
- J-Global ID : 200902143393281526
- CiNii Articles ID : 120002514786
- CiNii Books ID : AN00027809
- CiNii Research ID : 1050001201940245120