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2018年4月

【Precision medicineをめざした胆道・膵悪性腫瘍ゲノム医療の最前線】がん遺伝子パネル検査におけるクリニカルシーケンスカンファレンスの役割 膵癌における免疫チェックポイント阻害剤の可能性

胆と膵
  • 金井 雅史
  • ,
  • 高 忠之
  • ,
  • 松本 繁巳
  • ,
  • 武藤 学

39
4
開始ページ
339
終了ページ
342
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
医学図書出版(株)

がん遺伝子パネル検査で同定される遺伝子変異は多岐にわたるが、それらの結果を臨床に還元するにはその変異に対する医学的解釈が不可欠となる。クリニカルシーケンスカンファレンスは、がん薬物療法、がんゲノム、臨床遺伝の専門家、病理医、バイオインフォマティシャン、認定遺伝カウンセラーなど多職種の専門家が集まり、がん遺伝子パネル検査で同定された変異について医学的解釈を行う場であり、その役割は極めて重要である。一方、がん治療のキードラッグとして注目されている免疫チェックポイント阻害剤であるが、膵癌ではその効果は限定的である。しかし近年、microsatellite instabilityやtumor mutation burdenが高い腫瘍では膵癌でも奏効例が報告されており、がん遺伝子パネル検査でこのような症例を選別して用いれば、チェックポイント阻害剤の効果が期待できる可能性がある。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 0388-9408
  • 医中誌Web ID : 2018249001

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