論文

査読有り
2002年

コロケート格子配置を用いたMAC系解法の計算スキームに関する考察

土木学会論文集
  • 牛島 省
  • ,
  • 竹村 雅樹
  • ,
  • 禰津 家久

2002
719/II-61
開始ページ
11
終了ページ
19
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/jscej.2002.719_11
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

コロケート格子を用いたMAC系解法による流体計算において, 予測・圧力計算・修正段階における複数の計算スキームと計算手順を示した. 予測段階において, セル中心で圧力勾配を評価するCCPスキームと, セル境界で圧力勾配を評価するCBPスキームを比較し, 後者ではより局所的な圧力が用いられること, さらに, この相違が圧力pnの離散化表示に影響し, 計算で捕えられる圧力・水面変動の最小波長が両者で異なることを示した. 閉領域内の流れと自由水面流れを対象とした計算の結果, 予測段階でCBPスキーム, そして修正段階ではセル中心で圧力勾配を考慮するPGスキームが有効であること, さらに圧力計算段階ではHSMAC法を用いて流体の連続性に対する誤差を制御することが, 特に自由水面流れに対して効果的であることが示された.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscej.2002.719_11
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003802138
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscej.2002.719_11
  • CiNii Articles ID : 130003802138

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