2001年
多成分粒子流に対する3次元並列計算法と成分別粒子パスラインによる数値可視化
可視化情報学会論文集合本
- ,
- 巻
- 21
- 号
- 12
- 開始ページ
- 159
- 終了ページ
- 164
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3154/tvsj.21.159
- 出版者・発行元
- 社団法人 可視化情報学会
本研究では,DEMに基づく粒子計算法に対して領域分割・並列計算法を適用することにより,流体中の多成分粒子混合物の一様分散あるいは分級・偏析現象をシミュレートする新しい解析手法を提案し,その適用性について検討を加えた.特に, (1) 多数の粒子を解析するための計算効率の向上, (2) 複雑な3次元境界形状への適用性の拡大, (3) 粒子の分布・運動状態を把握するための可視化機能の付加, 等に重点をおき,写像空間中での流体力の算出や共有境界面における粒子間接触力の評価方法等について考察を加えた. 計算手法を中心軸が水平および傾斜して設置された回転円筒容器内の多成分粒子流に適用し,並列計算により計算効率が向上すること,また実験で確認された粒子混合物の一様分散および偏析現象が再現されることを確認した.さらに,粒子トレースラインを用いて,各成分の粒子の運動パターンを視覚的に把握できることを示した.
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.3154/tvsj.21.159
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/10007956710
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11569415
- ID情報
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- DOI : 10.3154/tvsj.21.159
- ISSN : 1346-5252
- CiNii Articles ID : 10007956710
- CiNii Books ID : AA11569415