論文

査読有り
2006年

:陸岸に囲まれた潮汐フロント域における物質輸送機構

海岸工学論文集
  • 小林 志保

53
開始ページ
921
終了ページ
925
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.2208/proce1989.53.921
出版者・発行元
Japan Society of Civil Engineers

瀬戸内海中央部の潮汐フロント域において密度流の実測を行い, 数値モデルとあわせてフロントを横切る方向に流れが生じる機構を明らかにした. 潮汐フロント域では水平密度勾配に起因する密度流が生じる. 流れの主成分は地球自転の効果によってフロントに沿う方向となる. しかしそれが陸岸に達した後は岸に沿って流れるため, フロントを横切る方向となる. この機構によって, フロントを横切る物質輸送が生じる. これは陸岸に囲まれた潮汐フロント域に共通するメカニズムであると考えられる.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/proce1989.53.921
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130003992092
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00368610323?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.2208/proce1989.53.921
  • ISSN : 0916-7897
  • CiNii Articles ID : 130003992092

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