論文

2017年

レーダー雨量の列車運転規制への活用に関する研究

土木学会論文集B1(水工学)
  • 鈴木 博人
  • ,
  • 中北 英一
  • ,
  • 高橋 日出男

73
3
開始ページ
54
終了ページ
70
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/jscejhe.73.54
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

多くの鉄道では,降雨時の列車運行の安全を確保するために,約10km間隔で設置された雨量計で大雨を検知した場合に,運転中止や速度規制といった列車運転規制を行っている.これらの雨量計は,線路沿線の任意の地点で発生する大雨を概ね検知できている一方で,局地的大雨は大雨として検知されない場合がある.そこで,レーダー雨量を活用することで,雨量計では検知できない場合がある局地的大雨にも対応可能な列車運転規制方法の開発を進めてきた.本研究では,このような列車運転規制方法として,国土交通省解析雨量,鉄道の雨量計の観測値および降雨災害事例を用いて,列車運行の安全性と安定性の両面から評価することで,現行の雨量計による列車運転規制を継続した上で,解析雨量を補完的に用いる方法を開発した.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscejhe.73.54
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130006178011
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscejhe.73.54
  • CiNii Articles ID : 130006178011

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