論文

1989年

1987年千葉県東方沖地震による上総丘陵の斜面崩壊:崩壊の分類と安定の検討

地すべり
  • 釜井 俊孝

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DOI
10.3313/jls1964.26.16
出版者・発行元
The Japan Landslide Society

1987年千葉県東方沖地震により, 上総丘陵で発生した斜面崩壊は, 落石, 泥岩節理面上のすべり, 半固結砂岩のすべり, 転倒, 基岩層すべりの5種類に区分される。崩壊に関連する泥岩節理面, 半固結砂岩, 砂岩中のラミナ面の強度定数を一面せん断試験によって求め, 安定解析を限界平衡法により行った。その結果, 崩壊の集中した地域における斜面の平常時安全率は, 2.0以下であったと推定される。平常時安全率と水平限界加速度の関係から, 崩壊が発生する震度を推定することが可能であり, Slope-stability mapの必要性と有効性が示唆される。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.3313/jls1964.26.16
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130001008929
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00332562
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/3230276
URL
https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00370386964?from=CiNii
ID情報
  • DOI : 10.3313/jls1964.26.16
  • ISSN : 0285-2926
  • CiNii Articles ID : 130001008929
  • CiNii Books ID : AN00332562

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