1996年9月
ポリアクリル酸とネプツニウム(V)の相互作用
日本原子力学会秋の大会予稿集
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- 巻
- 1996
- 号
- Pt 3
- 開始ページ
- 676
- 終了ページ
- 70
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3327/jnuce.3.1_63
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本原子力学会 バックエンド部会
フミン物質とアクチノイドとの相互作用を定量的に記述するためには、フミン物質の高分子電解質としての性質と組成不均一性が相互作用に及ぼす影響を明らかにする必要がある。これらの影響を分離して評価するために、構造が既知で、ある均一な高分子弱酸としてポリアクリル酸を選び、これとNp(V)との相互作用を溶媒抽出法により検討した。見かけの錯生成定数をポリアクリル酸の解離度により得られる解離官能基濃度を用いて定義し、いくつかのpH、イオン強度、ポリアクリル酸の平均分子量においてその値を求めたところ、得られた見かけの錯生成定数は、ポリアクリル酸の解離度とともに変化しており、この変化の仕方はポリアクリル酸のプロトンとの相互作用を表す見かけの酸解離平衡定数の変化の仕方とよく似ていることが明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3327/jnuce.3.1_63
- ISSN : 1884-7579
- J-Global ID : 200902142721958699
- CiNii Articles ID : 130005109539
- CiNii Books ID : AA11891360
- identifiers.cinii_nr_id : 9000310335329