2003年8月
股関節術後患者における側方姿勢制御能力の評価
運動療法と物理療法
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- 巻
- 14
- 号
- 2
- 開始ページ
- 145
- 終了ページ
- 150
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本運動器科学会
変形性股関節症に対する手術を施行された10例において問題となり易い側方姿勢制御に着目し,その特徴を明らかにした.歩行速度と姿勢制御評価との関係では,足圧中心移動距離とリーチ距離おいて各々有意な相関関係が認められた.手術側と反対側の比較では,股関節外転筋力が手術側において低値を示したが,股関節内転筋力,内転可動域,外転可動域では有意差が認められなかった.姿勢制御評価では,足圧中心移動距離及びリーチ距離では有意差が認められず,骨盤移動距離においてのみ有意差が認められた.手術側の機能に着目した姿勢制御評価における手術側移動距離,股関節内・外転可動域,筋力の関係では,足圧中心移動距離とリーチ距離において有意な相関関係が認められたが,姿勢制御評価と可動域,筋力との相関関係は認められなかった
- ID情報
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- ISSN : 1342-7776
- 医中誌Web ID : 2004083514