2007年9月25日
ヘリカル系における電子サイクロトロン電流駆動 : Heliotron J,TJ-II,CHSでの実験結果
プラズマ・核融合学会誌
- 巻
- 83
- 号
- 9
- 開始ページ
- 764
- 終了ページ
- 772
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- プラズマ・核融合学会
ヘリカル型プラズマ閉じ込め装置であるHeliotron J,TJ-II,CHSのECHプラズマにおいて電子サイクロトロン電流駆動実験を行った.ECCDはECパワーの入射条件,吸収位置,磁場配位によって制御できることを実験的に示した.3装置の電流駆動効率は同程度であり,γ=n_eI_<EC>R/P_<EC>=8-16×10^<16>A/Wm^2,ζ=32.7n_eI_<EC>R/P_WT_e~0.05であった.EC電流は磁場リップル構造に依存して駆動方向が反転することを観測した.EC電流の向きと大きさは主としてFisch-Boozer効果と大河効果のバランスで決定されるが,ヘリカル系では大河効果の影響が大きいことを示唆している.EC電流を制御しブートストラップ電流を相殺することで,トロイダル電流が全体としてゼロの放電が可能となった.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0918-7928
- CiNii Articles ID : 110006418627
- CiNii Books ID : AN10401672