2019年4月 - 2022年3月
MOOCの開発・運用・改善における支援環境の構築に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、教員が主導で教材を作成する形態のMOOCにおいて、(1) その開発と運用を通じた教員の経験についてインタビュー調査を通じて明らかにするとともに、(2) 学習履歴データから得られる講義の改善に有用なフィードバック情報を特定し可視化するMOOC支援ダッシュボードを開発し、実際の支援を通じてその効果を検証することである。昨年度に引き続き、当該年度においても研究代表者及び研究分担者のすべてが本務校において新型コロナウイルス感染症対応の担当部署に所属していたため、本研究課題を計画通りに遂行することが困難であった。
(1) の教員の経験の構造化については、前年度までにMOOCを配信している複数名の教員に対し、授業配信期間終了後に半構造化インタビューを実施し、その内容分析によりMOOCの制作や授業配信時における教員の経験について探索的に分類を試みてきた。今年度は、前年度にMOOCを担当している複数名の教員に対してインタビュー調査をおこない、追加の内容分析を実施してきた。次年度は、これらの内容分析及び追加のインタビュー調査を通じ、開発・運用・改善の各段階で可能な支援や必要となる支援を誘発した要素を抽出し、教員の経験について構造化をはかる。
(2) のMOOC支援ダッシュボードの開発については、前年度までに開発した支援ダッシュボードのプロトタイプの精緻化を目指してきた。次年度は、開発した支援ダッシュボードについて、実際のMOOCの学習ログデータを用いて開発を完了するとともに、実際のMOOC担当教員へのフィードバック場面に適用し、その効果・有効性について検証する。
(1) の教員の経験の構造化については、前年度までにMOOCを配信している複数名の教員に対し、授業配信期間終了後に半構造化インタビューを実施し、その内容分析によりMOOCの制作や授業配信時における教員の経験について探索的に分類を試みてきた。今年度は、前年度にMOOCを担当している複数名の教員に対してインタビュー調査をおこない、追加の内容分析を実施してきた。次年度は、これらの内容分析及び追加のインタビュー調査を通じ、開発・運用・改善の各段階で可能な支援や必要となる支援を誘発した要素を抽出し、教員の経験について構造化をはかる。
(2) のMOOC支援ダッシュボードの開発については、前年度までに開発した支援ダッシュボードのプロトタイプの精緻化を目指してきた。次年度は、開発した支援ダッシュボードについて、実際のMOOCの学習ログデータを用いて開発を完了するとともに、実際のMOOC担当教員へのフィードバック場面に適用し、その効果・有効性について検証する。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K02972
- 体系的課題番号 : JP19K02972
この研究課題の成果一覧
絞り込み
講演・口頭発表等
3-
日本教育工学会2022年秋季全国大会 2022年9月
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教育システム情報学会研究会 2022年7月16日
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Open Education Japanセミナー「MOOC開発の実際」 2022年3月11日 招待有り