共同研究・競争的資金等の研究課題

2012年4月 - 2015年3月

高密度QCD相図における平均場とその揺らぎの効果

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)
  • 大西 明
  • ,
  • 国広 悌二
  • ,
  • 森田 健司
  • ,
  • 森田 健司

課題番号
24540271
体系的課題番号
JP24540271
配分額
(総額)
3,770,000円
(直接経費)
2,900,000円
(間接経費)
870,000円

本研究では秩序変数の揺らぎを考慮した枠組みを発展させ、高密度QCD相図の理解を進めた。まず、有限密度領域を研究する有力な手法である強結合格子QCDにおいて揺らぎ効果を取り入れる新しい手法を開発し、強結合極限におけるQCD相図を得た。これは別の独立な手法と無矛盾であり、強結合極限QCD相図を確定できたことになる。また、汎関数繰り込み群(FRG)におけるカイラル凝縮とクォーク密度の結合がQCD相図に与える効果、バリオン数分布データにおける臨界性発現の指摘、QCD相図の非対称度依存性の解明などの成果を得ている。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24540271/24540271seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24540271
ID情報
  • 課題番号 : 24540271
  • 体系的課題番号 : JP24540271

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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