2006年 - 2008年
バイオテレメトリー情報による魚類の回帰・固執行動メカニズム解明研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費
魚類の回帰・固執行動メカニズムを明らかにするために、魚類バイオテレメトリー研究に従事した。メバル属の約100種は世界中に分布する重要な水産資源であり、生息域に強く固執する。本邦に普遍的に生息するメバルSebastes inermisは採捕地点から約3〜4km離れたところに放流しても、主に嗅覚器で採捕地点に回帰する。本研究は、メバルの行動をバイオテレメトリーでモニタリングして、回帰・固執行動の解明に迫る。本年度は、次の研究をおこなった。1.高精度に水平位置を測定できるバイオテレメトリーシステムを駆使して、メバルがどのように生息場所に回帰するかを調べた。2.第三回国際バイオロギングサイエンスシンポジウムで研究成果を報告した。3.海洋理工学会平成20年度春季大会で研究成果を報告した。
- ID情報
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- 課題番号 : 06J02409
- 体系的課題番号 : JP06J02409