論文

2022年

インターネット上Q&Aサイトに投稿されたがん患者の就労に関する質問内容の計量テキスト分析

日本ヘルスコミュニケーション学会雑誌.
  • 岩隈 美穂
  • ,
  • 藤田 悠介
  • ,
  • 星野 伸晃
  • ,
  • 肥田 侯矢
  • ,
  • 小濱 和貴

13
1
開始ページ
62
終了ページ
72
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本ヘルスコミュニケーション学会

がん患者の生存率の向上に伴い、がん患者の就労支援が注目を集めている。そこで近年利用数が増加しているインターネットの投稿型質問応答(Q&A)サイトにおいて、がん患者の就労に関する情報ニーズを探索するため、質問内容の計量テキスト分析を行った。2016年4月から2019年3月に「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問から、がん患者が就労者であると考えられる質問を150件抽出した。最頻出語は「手術」で、その他に「入院」「抗がん剤」などの治療に関する語、「会社」「復帰」などの就労に関する語が頻出した。共起ネットワークにより【手術に伴う入院通院期間】【抗がん剤の副作用や再発の可能性に関する体力や気持ちの変化】【職場での病気に関するコミュニケーション】【休職や退職に伴う保険や傷病手当と会社とのやり取り】【家族にかかる精神的・経済的な負担】のグループが描出された。がん患者の遠隔転移・再発の有無による対応分析では、転移・再発ありでは「抗がん剤」「体力」などの語、なしでは「手術」「経過」などの語が用いられる傾向があった。Q&Aサイトを用いた、がん患者の就労に関する計量テキスト分析は、就労がん患者の多様な情報ニーズの理解に有用であった。(著者抄録)

ID情報
  • 医中誌Web ID : W420540007

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