2012年
新規チタン酸水素化物(1): BaTiO3-xHx
日本セラミックス協会 年会・秋季シンポジウム 講演予稿集
- 巻
- 2012
- 号
- 0
- 開始ページ
- 330
- 終了ページ
- 330
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14853/pcersj.2012S.0.330.0
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本セラミックス協会
酸化物に対する部分的アニオン置換は、様々な新しい機能性をもたらしてきたが、O2-とH-の混合アニオン系、つまり酸水素化物 (オキシハイドライド)の報告例は、ごく一部であった。ここで、遷移金属の新しい酸水素化物、BaTiO3-xHxを報告する。BaTiO3-xHxは室温では水、空気に対して安定である。また、D2下で加熱すると、重水素交換が行われ、BaTiO3-xHyDzが得られた。粒子の内部までおよそ均一に進行したこの反応は、水素化イオンの移動度がそれなりに高いことを示している。酸化物に対する水素の伝導メカニズム、化学的反応性に関して様々な新しい知見が期待できる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14853/pcersj.2012S.0.330.0
- CiNii Articles ID : 130006976639