2011年4月
【外科医が知っておきたい外来化学療法】 外来化学療法の実際 消化器癌(食道癌、胃癌、大腸癌)の外来化学療法
外科治療
- 巻
- 104
- 号
- 4
- 開始ページ
- 360
- 終了ページ
- 368
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)永井書店
消化器癌に対する化学療法の進歩は著しく、多くの施設で安全に外来化学療法を行える体制が整いつつある。食道癌に対しては、DocetaxelやNedaplatin(CDGP)が導入され、胃癌にはS-1あるいはS-1+Cisplatin(CDDP)を一次治療とし、Irinotecan(CPT-11)やタキサン系による二次治療が導入されている。大腸癌では、5-fluorouracil(5-FU)、CPT-11、Oxaliplatin(L-OHP)に加え、Bevacizumab(BV)や抗EGFR抗体薬などの分子標的薬を含め治療の選択肢が増えた。使用薬剤特有の有害事象を理解した適切な対応が必要である。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0433-2644
- 医中誌Web ID : 2011187114