2016年7月
東日本大震災で発生した岩手県の災害廃棄物分別土砂の品質とその変化
土木学会論文集C(地圏工学)
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- 巻
- 72
- 号
- 3
- 開始ページ
- 252
- 終了ページ
- 264
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejge.72.252
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
東日本大震災からの復旧・復興においては,質量比で約3分の1を占めた土砂分の地盤材料としての再資源化が重要課題の一つであった.しかし,処理方法や設備仕様は地区ごとに様々であったため,得られる処理物の特性も多様であったことから,処理物の材料特性を包括的に明らかにすることは,将来の災害対応にとっても重要な知見となり得る.本研究では,岩手県における計404件のデータに基づき,1)空間的ばらつきと処理内容との関係,2)処理期間内での変動,の2点から分別土砂の地盤材料特性を精査した.その結果,分別土砂は有効活用のための要求品質を満足し,通常の土砂と同等の特性を有していること,改質目的の添加材が物理化学特性に影響を及ぼすこと,等が明らかとなった.さらに各特性の経時変化を評価し,各特性の変動傾向を明らかにした.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejge.72.252
- CiNii Articles ID : 130005166274