Japan Adult Moyamoya Trial(JAM Trial)は、「出血型もやもや病に頭蓋内外バイパス術は有効か」という疑問に高いエビデンスレベルで答えるための、前向き多施設共同研究である。手術群42例、非手術群38例の計80例が登録され、追跡が完遂された。再出血を含む不良イベントの発生率が手術群で有意に低いことが統計学的に示された。JAM Trialが行われるようになった背景と、JAM Trialの結果と、今後の展望について述べた。