2017年5月
腹腔鏡下膵切除の現状と内視鏡外科技術認定医の役割 : 第7回膵臓内視鏡外科研究会学術集会アンケート調査から
日本内視鏡外科学会雑誌 = Journal of Japan Society for Endoscopic Surgery
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- 巻
- 22
- 号
- 3
- 開始ページ
- 297
- 終了ページ
- 304
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11477/mf.4426200403
- 出版者・発行元
- 日本内視鏡外科学会 ; 1999-
第7回膵臓内視鏡外科研究会学術集会において現在の腹腔鏡下膵切除の現状と意識を把握するため,同研究会会員にアンケート調査を行い,全国113施設(452症例)より回答を得た.1施設あたりの年間症例数は中央値4例と少なく,施設間差があることが明らかとなった.80%の施設で,日本内視鏡外科学会技術認定医が手術に参加しており,内視鏡外科技術認定医の有無が腹腔鏡下膵切除の施設経験の有無と有意に相関していた(p=0.0128)ことから,膵臓内視鏡手術を広げるためにはさらなる内視鏡外科技術認定医の養成が必要であることが示唆された.また,2016年より膵癌への保険適応拡大が行われたが,多くの施設がT2までの膵癌を適応と考えていた.膵癌に対しては開腹手技と同等の生存成績が得られる対象を臨床研究で明らかにする必要がある.(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11477/mf.4426200403
- ISSN : 1344-6703
- CiNii Articles ID : 40021210888
- CiNii Books ID : AA11315111