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2020年1月

【IPMN・MCN国際診療ガイドライン総まとめ】多発分枝型IPMNに対する手術の考え方

胆と膵
  • 長井 和之
  • ,
  • 仲野 健三
  • ,
  • 木口 剛造
  • ,
  • 穴澤 貴行
  • ,
  • 増井 俊彦
  • ,
  • 高折 恭一
  • ,
  • 上本 伸二

41
1
開始ページ
65
終了ページ
71
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
医学図書出版(株)

膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は、主膵管型と分枝型、混合型に分類され、病理組織学的には多様な異型上皮像を呈する。分枝型IPMNでは病変が多発する場合もあるが、単発の場合と同様に、それぞれの病変について個別に悪性(高度異型または浸潤癌)リスクを評価し、リスクの高い部分のみの切除を考慮することが基本的な方針となる。術式については、個々の症例で患者の希望、年齢、背景、併存疾患や膵癌家族歴の有無などを勘案したうえで、病変の分布範囲、悪性リスクを画像診断や細胞診をもとに評価し、切除範囲を検討する。家族性膵癌家系に発症した膵全体に多発する分枝型IPMNは、膵全摘の適応となる場合もある。しかし、それ以外の多発分枝型IPMN症例では、個別にそれぞれの病変の悪性リスク評価を綿密に行い、膵断端の術中迅速病理検査を施行することにより、高リスク病変に絞った切除を検討し、可及的に膵全摘を回避する。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 0388-9408
  • ISBN : 9784865173574
  • 医中誌Web ID : 2020152078

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