共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2018年3月

多モダリティ脳画像を用いたコネクティビティ解析による緊張病症候群の神経基盤の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
26461743
体系的課題番号
JP26461743
配分額
(総額)
4,940,000円
(直接経費)
3,800,000円
(間接経費)
1,140,000円

7例の緊張病症状を伴う統合失調症症例について検討を行った。5例は電気けいれん療法(ECT)、2例は薬物による治療を受け、治療により全症例とも緊張病症状は消失した。治療前後の局所脳糖代謝は18Fフルオロデオキシグルコースを用いたポジトロン断層法によって評価された。治療前後では両側の舌状回と左楔前部に有意な局所糖代謝の増加を認めた。これは視覚処理、体性感覚に関連する機能が緊張病において障害されており、治療により改善したことを示唆する。今回得られた知見は世界初のものであり、緊張病の生物学的基盤の解明に有益な発見である。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26461743/26461743seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26461743
ID情報
  • 課題番号 : 26461743
  • 体系的課題番号 : JP26461743

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