2012年4月 - 2015年3月
デフォルトモードネットワークの活動測定による神経変性疾患の発症前診断
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
脳のデフォルトモードネットワーク(DMN)の臨床応用を目指し、まずDMNについてネットワークのつながりが部位によって異なる様式で担われていることを示した。また血流に依存しない拡散強調機能的MRI(DfMRI)の信号源についてヒトおよび動物で従来法と異なる観察ができることを確かめた。さらにDfMRIの信号源を確立するため光学的手法であるレーザースペックル血流計と、ヘモグロビン変動を評価する内因性光信号イメージングの同時計測系を開発した。ラットのヒゲ刺激に対する体性感覚野の血流変化とヘモグロビン変動を高時空間分解能で観察した。これらの結果は、脳機能計測の大前提である神経血管連関の解明に有用である。
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- 課題番号 : 24390292
- 体系的課題番号 : JP24390292