2012年4月 - 2015年3月
超(亜)臨界流体技術によるバイオリファイナリー革命
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
水及びフェノール等の溶媒を用い、木質バイオマスの超(亜)臨界流体処理を検討した結果、亜臨界フェノール処理により効果的な脱リグニンが可能であること、得られたリグニン由来物はフェノール樹脂原料としての利用が期待できることなどを明らかにした。一方、木質バイオマスの亜臨界水処理により糖などの分解生成物が得られ、これらを嫌気性混合培養系で収束的に酢酸へと変換できることを明らかにした。酢酸は水素化分解で液体バイオ燃料としてのバイオエタノールやバイオ化学物質としての酢酸誘導体に変換できることを見出した。以上のことより、超(亜)臨界流体技術によるバイオリファイナリーの可能性が示された。
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- 課題番号 : 24380177
- 体系的課題番号 : JP24380177