MISC

2003年9月

顎下部low-grade fibromyxoid sarcoma例

耳鼻咽喉科臨床
  • 岸本 曜
  • ,
  • 鈴木 慎二
  • ,
  • 河田 恭孝
  • ,
  • 高北 晋一
  • ,
  • 庄司 和彦

96
9
開始ページ
819
終了ページ
823
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
耳鼻咽喉科臨床学会

83歳女性.左顎下部腫瘤を触知した.エコー検査により顎下腺外に低エコー域を認め,CTで皮下脂肪識内に辺縁整,内部が比較的均一な腫瘤を認めた.顎下部軟部組織腫瘍と診断し,全身麻酔下に腫瘍摘出術を施行した.腫瘍は顎下腺との連続性はなく,周囲との癒着もなかった.病理所見では,線維粘液性基質を背景に紡錘形の細胞が不規則に増殖しており,軽度の核異型,少数の分裂像などと併せてLGFMS(低悪性線維粘液性肉腫)と診断した.術後6ヵ月経過した現在,再発・転移は認めていない

ID情報
  • ISSN : 0032-6313
  • 医中誌Web ID : 2004021090

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