虫明 元

J-GLOBALへ         更新日: 18/09/05 09:43
 
アバター
研究者氏名
虫明 元
 
ムシアケ ハジメ
URL
http://db.tohoku.ac.jp/whois/detail/2ab4a1bdb88630d8a9eb8619943ba4b1.html
所属
東北大学
部署
大学院医学系研究科・医学部 医科学専攻 生体機能学講座 生体システム生理学分野
職名
教授
学位
医学博士(生理学)(東北大学)

プロフィール

虫明 元(むしあけ はじめ)
東北大学医学部大学院卒業、医学博士.東北大学大学院医学系研究科生体システム生理学分野教授.専門は,脳神経科学.特に行動調節に関わるシステム脳科学、主に前頭葉を含む大脳皮質の働きをサルを中心にヒト、げっ歯類など様々な動物種、調べている。
これまでの研究では、多数ある大脳皮質運動野、及び前頭前野の働きをサルの行動下の細胞活動記録で明らかにしてきた。見出された興味深い細胞をプレスリリース等で報告している。前頭葉の「カテゴリー細胞」、「先読み細胞」、「間を測る細胞」、「驚き細胞」、「行動戦略を表現する細胞」、頭頂葉では「ゼロを認識する細胞」等。
また共同研究では医工学者と生理機能計測機器の開発(電極、瞳孔計測器)を行っている。また数理神経研究者とは複雑系から脳機能の理解を試みている。
教育では神経科学に関する医学部、大学院における専門教育以外に,高校での出前講義や一般向けのサイエンスカフェ(「振動と文脈から探る脳 ~脳と心の働きを理解する~」、「心の働きの多様性を科学する~目から脳の働きを探る試み~」) などの教育活動を積極的に行っている。ここ数年は即興再現劇を用いたコミュニケーションワークショップを行い,学部横断的かつ学生主導的な学びの開発に取り組んでいる。
共著書に、『コミュニケーションと思考』(認知科学の新展開2,岩波書店)、『学習と脳――器用さを獲得する脳』(ライブラリ脳の世紀:心のメカニズムを探る,サイエンス社)、『リハビリテーションのためのニューロサイエンス−脳科学からみる機能回復』 西条 寿夫 (監修) メジカルビュー社 分担 『学ぶ脳ーぼんやりにこそ意味がある』 (岩波科学ライブラリー)など.

研究分野

 
 

経歴

 
2007年
 - 
2009年
東北大学 医学(系)研究科(研究院) 教授
 
2006年
   
 
東北大学 医学(系)研究科(研究院)・大学院医学系研究科 教授
 
1997年4月
 - 
2005年6月
東北大学医学部生体システム生理分野 助教授
 
2005年
   
 
東北大学 医学(系)研究科(研究院)・大学院・医学系研究科 助教授・教授
 
2001年
 - 
2004年
東北大学 医学(系)研究科(研究院)・大学院・医学系研究科 助教授
 

学歴

 
1983年4月
 - 
1987年3月
東北大学大学院 医学系研究科 
 
1977年4月
 - 
1983年3月
東北大学 医学部 
 

委員歴

 
2015年4月
 - 
現在
日本学術振興会  特別研究員等審査会専門委員
 
2010年9月
 - 
2014年9月
日本神経科学会プログラム委員会  委員
 
2000年11月
 - 
2011年9月
日本生理学会  評議員
 

受賞

 
1999年4月
内藤記念科学振興財団 第30回内藤記念科学振興賞 大脳皮質高次運動野の機能に関する研究
受賞者: 丹治 順 虫明 元 嶋 啓節
 

論文

 
Kon N, Abe N, Miyazaki M, Mushiake H, Kazama I
The Journal of veterinary medical science   80(4) 578-582   2018年4月   [査読有り]
Ozaki M, Sano H, Sato S, Ogura M, Mushiake H, Chiken S, Nakao N, Nambu A
Cerebral cortex (New York, N.Y. : 1991)   27(12) 5716-5726   2017年12月   [査読有り]
Nakajima T, Arisawa H, Hosaka R, Mushiake H
Journal of neurophysiology   118(5) 2865-2883   2017年11月   [査読有り]
Mori T, Abe N, Saito K, Toyama H, Endo Y, Ejima Y, Yamauchi M, Goto M, Mushiake H, Kazama I
Pharmacological reports : PR   68(6) 1358-1365   2016年12月   [査読有り]
Mushiake H, Shima K
Brain and nerve = Shinkei kenkyu no shinpo   68(11) 1271-1282   2016年11月   [査読有り]
Hosaka R, Nakajima T, Aihara K, Yamaguchi Y, Mushiake H
Cerebral cortex (New York, N.Y. : 1991)   26(8) 3442-3452   2016年8月   [査読有り]
Matsuzaka Y, Tanji J, Mushiake H
The Journal of neuroscience : the official journal of the Society for Neuroscience   36(22) 5974-5987   2016年6月   [査読有り]
Mochizuki Y, Onaga T, Shimazaki H, Shimokawa T, Tsubo Y, Kimura R, Saiki A, Sakai Y, Isomura Y, Fujisawa S, Shibata K, Hirai D, Furuta T, Kaneko T, Takahashi S, Nakazono T, Ishino S, Sakurai Y, Kitsukawa T, Lee JW, Lee H, Jung MW, Babul C, Maldonado PE, Takahashi K, Arce-McShane FI, Ross CF, Sessle BJ, Hatsopoulos NG, Brochier T, Riehle A, Chorley P, Gr?n S, Nishijo H, Ichihara-Takeda S, Funahashi S, Shima K, Mushiake H, Yamane Y, Tamura H, Fujita I, Inaba N, Kawano K, Kurkin S, Fukushima K, Kurata K, Taira M, Tsutsui K, Ogawa T, Komatsu H, Koida K, Toyama K, Richmond BJ, Shinomoto S
The Journal of neuroscience : the official journal of the Society for Neuroscience   36(21) 5736-5747   2016年5月   [査読有り]
Uchida H, Morita T, Niizuma K, Kushida Y, Kuroda Y, Wakao S, Sakata H, Matsuzaka Y, Mushiake H, Tominaga T, Borlongan CV, Dezawa M
Stem cells (Dayton, Ohio)   34(1) 160-173   2016年1月   [査読有り]
Hirata Y, Amig? JM, Matsuzaka Y, Yokota R, Mushiake H, Aihara K
PloS one   11(7) e0158572   2016年   [査読有り]

Misc

 
人の多様性を支える脳の働き
虫明 元
医療社会福祉研究 第26巻      2018年3月
前頭連合野の運動機能
虫明 元
神経研究の進歩 連合野ハンドブック      2016年11月
ウェブ版脳科学辞典:前帯状皮質
岩田潤一、嶋啓節、虫明元
   2016年7月
ウェブ版脳科学辞典:高次運動野 
虫明元、松坂義哉、中島敏
   2016年1月
認知的運動制御システム
虫明 元 岩田潤一
総合リハビリテーション      2014年   [査読有り]

書籍等出版物

 
学ぶ脳――ぼんやりにこそ意味がある
虫明 元
岩波書店(岩波科学ライブラリー)   2018年4月   
脳神経外科医が知っておくべきニューロサイエンスの知識
虫明 元 (担当:分担執筆, 範囲:14 情動と脳)
文光堂   2015年10月   
リハビリテーションのためのニューロサイエンス−脳科学からみる機能回復
西条寿夫、伊佐 正、虫明 元 (担当:分担執筆, 範囲:行動に関わる大脳皮質各領域の役割」)
メジカルビュー社   2015年9月   
カンデル神経科学
虫明 元 (担当:共訳, 範囲:第38章 随意運動:頭頂葉と運動前野)
メディカルサイエンスインターナショナル   2014年4月   
Advances in Cognitive Neurodynamics (III)
虫明 元 (担当:分担執筆, 範囲:Dynamical neuronal representation in the prefrontal cortex.)
springer   2012年4月   
Functional Magnetic Resonance Imaging / Book 2
intech ed. Nobue Kanazawa Masahiro Izumiyama Takashi Inoue Takanori Kochiyama Toshio Inui and Hajime Mushiake (担当:共著, 範囲:Neural correlates of the rule-based perception and production of hand gestures in Functional Magnetic Resonance Imaging , 120)
intech   2011年10月   
ストレス科学事典(日本ストレス学会監修)
虫明 元 (担当:分担執筆, 範囲:連合野)
2011年5月   
霊長類の脳科学2010年
虫明 元 (担当:分担執筆, 範囲:高次脳機能の基礎研究―サルを用いた問題解決行動の神経機構―)
自然科学研究機構   2010年10月   
学習と脳―器用さを獲得する脳
久保田競、 虫明 元, 宮井一郎 (担当:共著, 範囲:第2章:器用さの学習のメカニズムーニューロン活動の働きから、第3章 器用さの学習のメカニズムーヒトの研究でわかったこと 13-105)
サイエンス社   2007年7月   
問題解決とその神経機構 「認知科学の新展開2 コミュニケーションと思考」
虫明 元 (担当:分担執筆)
岩波書店   2001年   

講演・口頭発表等

 
ヒスタミン神経系による脳血管運動の制御
大城 朝一 虫明 元
第41回日本神経科学大会   2018年7月28日   
多感覚情動刺激に対する瞳孔径応答パターンとEmpathizing-Systemizing尺度
岩本 憲宏 大城 朝一 虫明 元
第41回日本神経科学大会   2018年7月28日   
Neural representation of behavioral tactics and action in three cortical areas in medial frontal lobe:a comparative study
Awan Muhammad Ali Haider, Hajime Mushiake, Yoshiya Matsuzaka,
第41回日本神経科学大会   2018年7月28日   
サル運動野のシータパワーの増加は運動計画の割り込みからの保護を反映する
保坂 亮介 渡辺 秀典 中島 敏 虫明 元
第41回日本神経科学大会   2018年7月26日   
形操作課題中のサル背外側前頭前野の局所場電位
坂本 一寛 川口 典彦  虫明 元
2018年7月26日   
脳科学者からみた 心の多様性と変革・挑戦
虫明 元
前例を超えて創造する流儀を学ぶ (医療福祉ジャーナリズム特論)   2018年7月13日   
学ぶ脳と心の成長
虫明 元
平成30年全国婦人保護施設長等研究協議会   2018年7月5日   
ゲノム編集で作製したグルタミン酸脱炭酸酵素ノックアウトラットの表現型
柳川右千夫 藤原和之 柿崎利和 宮田茂雄 渡辺 雅彦 大城朝一 虫明 元 宮坂佳樹 真下知士虫明 元
本ゲノム編集学会2018   2018年6月19日   
虚血性心疾患における電図異常のメカニズム:ウシガエル臓モデで解析 虚血性心疾患における電図異常のメカニズム:ウシガエル臓モデで解析 虚血性心疾患における電図異常のメカニズム:ウシガエル臓モデで解析
近 睦章, 風間 逸郎, 宮崎 優大, 村田 喜理, 虫明 元
第95回生理学大会   2018年3月30日   
ウシガエル心臓を用いた、高カム血症における電図変化の病態メニズ解明 ウシガエル心臓を用いた、高カム血症における電図変化の病態メニズ解明 ウシガエル心臓を用いた、高カム血症における電図変化の病態メニズ解明
宮崎 優大, 風間 逸郎, 近 睦章, 虫明 元
第95回生理学大会   2018年3月30日   

担当経験のある科目

 
 

競争的資金等の研究課題

 
多機能電極・計測データ解析支援
文科省科研費: 新学術領域研究
研究期間: 2016年4月 - 2020年3月    代表者: 虫明 元
マルチスケール・マルチモーダル脳機能
受託研究: 受託AMED
研究期間: 2016年4月 - 2020年3月    代表者: 虫明 元
動物モデルへの双方向性計測操作による発振現象の理解
文科省科研費: 新学術領域研究
研究期間: 2015年 - 2019年    代表者: 虫明 元
多機能電極・計測データ解析支援
文科省科研費: 基盤研究B
研究期間: 2014年4月 - 2018年3月    代表者: 虫明 元
問題解決課題時の前頭葉細胞における予測符号化仮説に基づく神経過程の解明
文部科学省: 基盤研究B
研究期間: 2014年4月 - 2017年3月    代表者: 虫明 元

特許

 
特願2018-15924 : セラミックガイド、セラミックガイド装置およびセラミックガイドモジュール 
大城朝一 虫明元 駒田大輔
特許6108469号 : ラット脳内光誘発けいれんモデル
大沢紳一郎、岩崎真樹、虫明元、八尾寛、冨永悌二、古沢義人
特願特願2016-071769 : 光学イメージング装置
小山内 実, 虫明 元.
特願特願2015-122014 : 神経電極システム.
芳賀 洋一, 松永 忠雄, 小山内 実, 虫明 元, 大城 朝一, 玉置 俊輔.
特願6150193号 : 生体用微小神経電極針及び生体用微小神経電極針体の製造方法
古澤義人 松坂義哉 中島敏 虫明元 小林弘 中台康紀 高橋善和
特願特願2011-198126 : ラット脳内光誘発けいれんモデル
大沢 伸一郎,岩崎 真樹,虫明 元,八尾 寛,冨永 悌二,古澤 義人
特願PCT/JP2011/56301  : マイクロイメージングプローブとその製造方法   
虫明 元  八尾寛  小山内実 鈴木太郎
特願2009-185673 : 脳神経細胞活動記録用ガラス金属針複合多機能電極
虫明 元 古沢義人 松坂義哉  坂本一寛
特願P2005-53983  : 神経インプラント装置 
小柳光正、虫明 元  栗野浩之 

社会貢献活動

 
働いている時休み、 休んでいる時に働く脳の話ー21世紀型スキルと学びー
【講師, 情報提供】  宮城県仙台第一高等学校  医学科説明会と模擬講義  2017年10月30日 - 2017年10月30日
ゼロ細胞に関連して
【情報提供】  読売新聞  読売新聞  2016年2月10日
青森県高等学校理科教育部会講演
【講師】  2014年8月19日
生物学教員へ最新の脳科学を講義した
ひらめく瞬間 神経に乱れ 東北大 不規則活動を発見
【情報提供】  日経産業新聞  2014年1月7日
大脳内に前兆の「揺らぎ」東北大が確認
【情報提供】  河北新報  河北新報  2013年12月5日
極微細内視鏡の開発
【情報提供】  2013年11月30日
公開授業・講演 パーソナリティー関わる脳科学
【講師】  2013年11月25日
脳科学の観点からパーソナリティの成り立ちを講義した
光でてんかん発症するラット
【情報提供】  朝日新聞  朝日新聞  2013年4月12日
ラットの脳に光刺激 東北大てんかん発作の誘発に成功
【情報提供】  河北新報  河北新報  2013年4月12日
山形県立鶴岡南高校SSH
【講師】  2013年3月22日
山形県立鶴岡南高校からの見学者への脳科学特別講義

その他

 
2018年7月   オープンキャンパス・ラボツアー
東北大学のオープンキャンパスに参加する高校生、市民を研究室のラボツアーで研究紹介を行った。二日間で合計120名以上の参加があり大変好評だった。
2017年12月   さくらサイエンス短期研修者への研究紹介
JSTさくらサイエンスで東北大学を訪れた台湾の高校生に対して、英語で脳研究紹介を行った。
2017年12月   次世代脳での生理学技術リソース展示
次世代脳シンポジウムにおいて、東北大学で開発している、多点電極、金属電極、微小内視鏡、多点光刺激装置、瞳孔計測器の展示と説明を行った。
2016年6月   東北大学サイエンスカフェ「心の多様性」
一般市民向けに東北大学が行っているサイエンスカフェで、脳科学、瞳孔反応、性格に関するイベントを行った。
2015年8月   楽しむ科学教室「振動と文脈から探る脳」
平成基礎科学財団主催の特別企画:脳の働きには2つの興味深い特性がある。振動現象と文脈効果である。2つの働きは一見無関係に見えるが、脳が働く上で、両者は協力して、多様な機能を支えていることがわかってきた。わかりやすい実例を通して、最新の脳科学の一端を紹介する。