2015年4月 - 2017年3月
鉱物をテンプレートとした前生物的RNA生成への挑戦
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
本研究では鉱物表面でのヌクレオチドの重合によるオリゴヌクレオチドの生成に挑戦した。テンプレート鉱物はジプサム、カルサイトを用い、4種類のヌクレオチドについて実験を行なった。その結果、一部の実験ではジプサム基盤、ガラス基盤で十数量体のオリゴヌクレオチドが生成した。しかし、再現性や基板による優位な差が確認されないことから、追加実験を行なっている。
また、ホウ酸とリン酸を含む鉱物であるルネバガイトが、ヌクレオシドをリン酸化してヌクレオチドの生成を可能にするということを示した研究はドイツの科学誌Angwandte Chemie International Editionに掲載され表紙にも選ばれた。
また、ホウ酸とリン酸を含む鉱物であるルネバガイトが、ヌクレオシドをリン酸化してヌクレオチドの生成を可能にするということを示した研究はドイツの科学誌Angwandte Chemie International Editionに掲載され表紙にも選ばれた。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 15K13588
- 体系的課題番号 : JP15K13588