Works(作品等)

2015年3月

『うつほ物語』『大鏡』の任官・昇進描写―男の仮名文学の視点から―


作品分類
その他
発表場所
新典社 加藤静子、 桜井宏徳編『王朝歴史物語史の構想と展望』 (新典社研究叢書)

『うつほ物語』と『大鏡』の共通点のうち、思うように任官・昇進できずに不遇意識を抱く官人たちの姿が大きく描かれている点に注目し、両作品において鍵となっているのが官位昇進にあたって序列を重んじる姿勢であり、その序列は、①既存の官位の序列、②兄弟の序列、③学才による序列、の3つに分類されるが、『大鏡』は特に②を重視し、『うつほ物語』は特に③を重視する姿勢を示していることを考察した。