論文

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2020年3月

スポーツと「認識的ナショナリズム」:先行研究のレビューから

東京女子体育大学・東京女子体育短期大学紀要
  • 笹生心太

55
開始ページ
91
終了ページ
100
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)

本研究では、「赤の他人にもかかわらず、なぜ人々は同じネイションの成員に強い愛着を抱くのか」という問題関心のもと、スポーツを通じていかにしてこの問題を解くかについて検討した。まず、本研究の関心は「認識的ナショナリズム」という次元のナショナリズムであることを確認し、それに関する先行研究を概観した。その結果、人々が「認識的ナショナリズム」を刷り込まれる際には、ネイションの自己理解の言説が重要な役割を果たすことが明らかになった。そして次に、スポーツ社会学領域におけるネイションの自己理解の言説と「認識的ナショナリズム」に関する先行研究を概観し、主に英語圏の研究によって「認識的ナショナリズム」を刷り込む際に多様な言説が用いられていることが明らかとなった。

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