2016年
北太平洋におけるビスマスの分布とその分布形成機構
日本地球化学会年会要旨集
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- 開催年月日
- 2016年 - 2016年
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 主催者
- 一般社団法人日本地球化学会
<p>海洋における微量元素と同位体は,海洋内部や海洋と他の系(大気,堆積物や海洋地殻等)との境界域で起こる様々な過程を鋭敏に反映した海洋分布を示すため,そのような諸過程を理解する上で有用である。海洋滞留時間が短い元素は,これまでに知られていない不均一な水塊分布構造を解明してゆく上で貴重な手がかりとなることも期待される。これまでに,超微量元素ビスマス(Bi)に着目し,簡便な高精度海水分析法を確立し,西部北大西洋や北太平洋における溶存態Biの分布を解明してきた。講演では,得られた鉛直分布を解析した結果とそこから考えられる分布形成メカニズムについて考察する。</p>