基本情報

所属
日本大学 商学部 商業学科 教授
学位
博士(経済学)(京都大学)

研究者番号
80436740
J-GLOBAL ID
201501079969051207
researchmap会員ID
7000011522

 私は、現代経済問題を考える上で重要であると思われる、経済理論・経済思想・経済政策全般を研究しています。大学院に進学後、20世紀を代表する英国の経済学者ライオネル・ロビンズ(LSE)、ニコラス・カルドア(LSE, ケンブリッジ)らの研究に従事しまして、現在はそれらの研究を広げる形で、ブレトン・ウッズや冷戦下における国内の経済政策・国際経済秩序の複雑な問題、およびロビンズ・プリンシプルに代表される高等教育やボーモルのコスト病などの文化経済学等に関心があります。昨今、進めている具体的な研究課題は次の三点です。

(1)ジェイムズ・エドワード・ミード研究:科研費の支援に基づき2022年4月から研究に従事しております。詳しくは研究費の項目及び拙稿をご覧ください。

(2)LSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス)における経済学の発展と展開:LSEの創設から現代まで、ライオネル・ロビンズを中心として、F. A. ハイエク、ニコラス・カルドア、ジョン・ヒックス、アバ・ラーナー、ロナルド・コース、ウィリアム・ボーモル、ジェイムズ・エドワード・ミード、ハリー・ジョンソン、アラン・ピーコック、森嶋らLSEで活躍した経済学者を研究しています。シカゴ大学のナイト、ヴァイナー、フリードマンなどのアメリカの経済学の流れや、ジョーン・ロビンソン、ニコラス・カルドアらのケンブリッジ学派との対照研究も含みます。詳しくは、拙著『LSE物語』『カルドア』等をご覧下さい。

(3)経済教育の研究:江戸川区こども未来館での小学生を対象とした経済ゼミナールの実践や、私大文系の学生に対してどのようにミクロ・マクロ経済学・経済学説等を理解してもらえるか、といった経済教育の問題を考えています。詳しくは拙稿をご覧下さい。

 経済学史研究については、主流派・非主流派を問わず幅広く概観し、これまであまり検討がなされていない経済学者の理論・思想・政策にスポットを当てることを心がけています。各経済学者の思想を語る上では、その生涯を知ることは重要ではありますが、講義では特にミクロ・マクロ経済学に連なるように「理論の変遷」に軸を置いています。(詳しくは共著『学ぶほどおもしろい経済学史』をご覧下さい)。

 経済教育については、小学生への授業実践(江戸川区子ども未来館での子供アカデミー等)や経済学に関する絵本・著書・教科書などの検討を通じて、初等教育(小学生)から中等教育(中学生・高校生)までの経済教育のあり方を探っています。初年次教育・講義では、アカデミック・ライティングや経済学の基礎理論、経済学説史やマクロ経済学を教えつつ(詳しくは共著『はじめて学ぶ経済学 第3版』・共著『はじめて学ぶマクロ経済学』・共著『学ぶほどおもしろい経済学史』等をご覧下さい)、ゼミナールでは商学部生対象ということで初歩的な経済理論と行動経済学を勉強しつつ、ディベートの指導を行っています。

 今後は、上記研究テーマと関連付けて、また学生や研究者との交流を踏まえて研究領域を広げつつ、現代経済社会に可能な限り寄与できるような比較経済理論・経済思想や経済社会学を探究できれば、と考えています。


経歴

  20

委員歴

  5

論文

  31

MISC

  24

書籍等出版物

  16

講演・口頭発表等

  42

担当経験のある科目(授業)

  10

所属学協会

  8

共同研究・競争的資金等の研究課題

  21