2009年
ワークショップの獣医疫学研究への応用-BSEサーベイランス評価を事例として
獣医疫学雑誌
- 巻
- 13
- 号
- 1
- 開始ページ
- 53
- 終了ページ
- 59
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- DOI
- 10.2743/jve.13.53
- 出版者・発行元
- 日本獣医疫学会
本稿では,BSEサーベイランス実施体制の一員である現場獣医師から,現場での問題点や改善方法に関する意見やアイデアを入手することを目的として実施したワークショップについて報告し,ワークショップの疫学研究への応用の意義について議論する。実施方法やプログラム内容だけではなく,ワークショップの成果である現場での問題や解決策について参加者の意見をまとめ,図表を使い,具体的に提示した。すべての参加者から,両方向の対話を体験でき,BSEサーベイランスに関して多くの情報を入手し,問題解決策を提案するなど充実した時間を過ごすことができたとの評価を受けた。疫学の最終目的は,公衆・家畜衛生の現場での問題の発見と解決策の提案である。ワークショップは「現場での問題解決」を効果的に遂行させる有効な手段であり,疫学研究に大いに活用されるべきである。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2743/jve.13.53
- ISSN : 1343-2583
- CiNii Articles ID : 130000307366
- CiNii Books ID : AA11157349