共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年10月 - 2021年3月

「インド独立運動における超領域的諸相―「完全自治」の探求と日本―」

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)
  • Bhatte Pallavi

課題番号
16K02998
配分額
(総額)
4,940,000円
(直接経費)
3,800,000円
(間接経費)
1,140,000円

本研究の目的は、ディアスポラ・トランスナショナリズムの枠組みを用いて、1905 年から 1947 年に至るインド独立運動と日本との関わりを捉え、地球規模で 展開されたインド独立運動全体における日本の位置づけを考察することにある。それを通じて、インド独立運動の重層性と多面性、 地球規模の連繋と軌跡の重 要な一側面を明らかにすることが最終的な目標である。
研究第4年目の本年度は、①国際会議におけるこれまでの研究成果の公開、②海外調査としてインドにおける史・資料収集、③国内調査として関西・関東地方におけるフィールドワーク、④戦前期より発行が続いている機関誌を通じた研究成果の発信、以上の4点に努めた。
①については、前年度以前・以降で収集した史料の分析結果をもとに、第3回日本研究ヨーロッパ協会(EAJS)日本会議において、大正期東京におけるインド人ディアスポラに対する帝国日本の公的権力によるインテリジェンス(監視・情報収集)の実態と背景を報告した。②については、ムンバイ所在のアジア協会や聖ピウス10世カレッジ図書館などで研究テーマに関わる文献調査をおこなった。③に関しては関西・関東地方の各地におけるインド独立運動史関係の史跡・記念碑などの実地踏査をした。④以上の研究成果の一部を『月刊インド』の最新号に投稿し、掲載した。
以上を通じて、大正期の日本でインド独立運動に関わったインド人・インド系ディアスポラの政治運動のみならず、教育・商業活動、さらには彼らの日本人や欧米人との関係を明らかにすることができた。

ID情報
  • 課題番号 : 16K02998