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2018年9月

【核医学の新潮流】ラジウム-223(Ra-223)治療について

Rad Fan
  • 三好 康秀
  • ,
  • 河原 崇司
  • ,
  • 上村 博司
  • ,
  • 矢尾 正祐

16
11
開始ページ
34
終了ページ
37
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)メディカルアイ

Radium-223(Ra-223)は骨転移巣に吸着しα線を放出することで効果を発揮する薬剤で、4週間サイクル、6コース行うことで治療は完結する。骨転移のある症候性去勢抵抗性前立腺癌患者を対象にした第III相臨床試験、ALSYMPCA試験においてRa-223はプラセボと比較して全生存およびsymptomatic skeletal event発現までの期間を延長することが示され、副作用もプラセボとほぼ同等であった。最近の試験結果からアビラテロンとの併用は骨折リスク、死亡リスクが上昇するために避けること、骨折の予防目的でbisphosphonateやdenosumabなどを併用することが推奨されている。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1348-3498
  • 医中誌Web ID : 2019016779

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