2010年6月
学生支援メッシュプロジェクトにおける各グループ活動の構造とつながり -グループを構成する要素に注目した検討-
名古屋大学学生相談総合センター紀要
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- 巻
- 10
- 号
- 開始ページ
- 19
- 終了ページ
- 25
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
文部科学省の学生支援GPにおける「潜在的支援力を結集した支援メッシュの構築プロジェクト」に関する実践を考察した。停滞(不登校)学生の学業復帰のきっかけの創出を目的とし、多様なプログラム活動を設置し、支援をメッシュ状に構築する試みの構造を検討した。コレクション自慢の会、足元を見る会などのユニークな取り組みを構成していた活動の要素をそれぞれ分析し、参加学生が関心を示した取り組みの活動を契機に、学生同士、また支援者との関係性が生起し、関係性が複雑化するにつれ、他の活動への参加が促され、回復に至る事例が認められた。