2012年6月
学生は体験から何を学ぶのか -「美し国おこし三重実践」の取り組みから
大学教育研究
- 巻
- 20
- 号
- 開始ページ
- 41
- 終了ページ
- 50
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
教養教育において「美し国おこし三重実践」と題されたキャリア実践科目を素材に、学生が授業内で体験したことからどのような学びの要素を記述するかについて検討した。本実践は、三重県美し国おこし三重プロジェクトとの連携のもとで開講されており、それぞれの「強み」を生かした県内のボランティア、NPO活動の第一線の実践者の事例から直接の対話を通じて学ぶことに主眼が置かれていた。学生たちは、実践者の体験を聞き、それに対する自身の考えを伝えるという交流と、振り返りを通じて、「強み」を生かし、目標に向けてチームで取り組むことなど、机上で学ぶ知識以上に実践する過程で学ぶ要素について自分の言葉で学びを振り返った。