基本情報

所属
東北大学 病院 医科診療部門 院内共同利用施設 卒後研修センター 助手
(兼任)(医学系研究科長特別補佐(医療研修担当))
学位
医科学修士(東北大学)

研究者番号
20755011
J-GLOBAL ID
201501011569033967
researchmap会員ID
7000012632

外部リンク

学歴

  1

論文

  45

MISC

  4

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  54

共同研究・競争的資金等の研究課題

  13

産業財産権

  6

メディア報道

  26

その他

  2
  • 2016年4月 - 現在
    団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、高齢者が住み慣れた地域で可能な限り生活を続けられるように医療・介護・予防,住まい・生活支援が一体的に提供される地域包括ケア体制の構築に向けて、医療や介護の更なる充実が必要とされている。充実した地域包括ケア体制の実現のためには、地域で働く医療従事者及び介護従事者の知識や技術等の資質を向上させる必要があり、そのための生涯学習を実践する場が不可欠である。生涯学習を実践することのできる環境として、シミュレーション医療教育用のマネキンや機器(シミュレータ)を有している医療研修施設(スキルスラボ)での研修は、高い教育効果が期待される。しかし、シミュレータを有している施設の多くは、所属している職員等が利用するに留まり、幅広い対象者・職種に研修を行うには至っていない。本事業では、学外者にも利用を開放している東北大学クリニカル・スキルスラボが中心となり、県内の施設や医療・介護従事者に対する研修の企画・支援を行うことで、県全体の研修環境の整備を行う。また、地域差による研修の機会を均一化することで、地域で働く人達の資質の向上を目指し、地域全体の医療・介護の質の改善を期待する。ひいては、今後さらに進展する高齢化に対応できる優秀な人材の育成に寄与しようとするものである。
  • 2021年2月 - 2021年4月
    医療研修施設である「東北大学クリニカル・スキルスラボ」は、東北大学病院のスタッフ、学生の教育を展開してきたが、2011年の東日本大震災を契機に、被災地の医療従事者の教育支援、地域の医療従事者の教育に寄与してきた。現在年間の施設利用者数は延べ約17,000人であり、そのうちの35%は東北各県や全国の医療従事者が占め、施設を用いて知識や技術を高めている。また、2020年から続く新型コロナウイルス感染症の流行下において、医療従事者は感染症に対応するための医療知識や技術を新たに習得する必要がある。しかし、スキルスラボに設置されているシミュレータや医療機器の多くは導入してから長い年月が経過しており、故障等により十分な機能を発揮できなくなっているものや、最新の医療技術を学ぶために必要な機能を有していないものも多い。特に、コロナ患者のような重症呼吸不全患者への対応に関して、人工呼吸器及びECMO(体外式膜型人工肺)の教育が必要とされるが、教育を提供するための設備導入に多額の費用がかかる。そのため、クラウドファンディングにより寄附金を募り、機器の購入を目指した。本研究者はこれらの活動の中心となり、計画の立案や各方面との調整を行い、1,700万円を超える資金調達に成功した。