2011年4月 - 2014年3月
ナノ電子らせん波の生成およびキラル物質との相互作用の研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
1)電子線用のフォーク型回折格子およびスパイラルゾーンプレートを作製し、電子顕微鏡への導入を行った。特に、収束絞りに導入したスパイラルゾーンプレートにより、軌道角運動量90hのらせん波が生成した。2)ヤングの2重スリット実験と同じレイアウトで、互いに軌道角運動量の異なる2つの電子らせん波の干渉実験を行い、異なる軌道角運動量をもつ電子らせん波が干渉することを明らかにした。3)フォーク型回折格子に電子らせん波を入射し、回折過程を観察した。この結果、フォーク型は、並進運動量移送にともない軌道角運動量も移送することを確かめた。4)電子らせん波を薄膜上の金属ナノ粒子等に照射し、その変位挙動を調べた。
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- 課題番号 : 23241036
- 体系的課題番号 : JP23241036