共同研究・競争的資金等の研究課題

2007年 - 2008年

全角回転電子線トモグラフィーを用いた銀担持チタニアナノチューブの3次元構造解析

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究(スタートアップ)  若手研究(スタートアップ)

課題番号
19860095
体系的課題番号
JP19860095
配分額
(総額)
2,968,000円
(直接経費)
2,590,000円
(間接経費)
378,000円

粉砕したアナターゼ相チタニアアエロゲル(平均粒径14nm)を強アルカリNaOH中に分散させた溶液から、水熱合成法において、その中和洗浄過程で、HNO_3とAgNO_3、あるいはHClとAgNO_3溶液を用いてPH値を8程度に調整することによって、従来にない数ミクロンの長尺の、AgClあるいはAg^+担持したチタニア(あるいはチタネート(Na_xH_<2_x>Ti_3O_7))多層ナノチューブ(以後TMWNTと略する)を作製した。次に、TMWNTのTiO_6八面体の層構造・形態、電気電導度、熱伝導率などを極低温電子顕微鏡観察(TEM,EDS,EELS等)によって調べた。特に層構造・形態の観察には、本研究で開発できた「360°傾斜像試料支持台」による連続傾斜像の利用が有効であった。また、多色のphotochromismの出現も確認した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-19860095/19860095seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19860095
ID情報
  • 課題番号 : 19860095
  • 体系的課題番号 : JP19860095