2011年 - 2013年
グリオーマに対するテモゾロミド耐性獲得の機序並びに化学療法剤増感法の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究では、ヒトグリオーマ細胞におけるTMZ耐性獲得の機序を解明する目的に行った。まずTMZ耐性株作成を行い、耐性株ではG2/M arrestを生じておらず、colony formation assayにおいてTMZ耐性が獲得されていることが確認された。TMZ耐性獲得とG2/M arrest阻害との関係を明らかにする目的でcdc2リン酸化の検討を行った。その結果耐性株ではG2/M arrestは起こっていない群と、一過性に生じていると考えられる群が認められた。次にBRCA1とTMZ耐性獲得の関係を検討した。U87MGとTMZ耐性株において、BRCA1の発現に差は認められなかった。
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- 課題番号 : 23791617
- 体系的課題番号 : JP23791617