2014年7月
耳管の形態と機能 : 成人とはどう違うのか? (特集 小児科医の疑問に答える : 耳鼻咽喉科の知識) -- (中耳炎)
小児科診療
- 巻
- 77
- 号
- 7
- 開始ページ
- 885
- 終了ページ
- 890
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 診断と治療社
小児の耳管の成人との相違を形態面・機能面から概説した。形態的には、小児の耳管は短く、耳管咽頭口が小さく、耳管軟骨部が平坦である。機能的には、過度なコンプライアンスをもち、圧負荷による通過は良好であるのにフレーム構造は脆弱なため、陰圧や炎症で容易に閉塞し、能動的に開大しにくい。小児では中耳疾患が高頻度に発生するが、これらの特徴にその要因がある可能性がある。胃食道逆流現象の関与や特殊症例についても触れる。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0386-9806
- 医中誌Web ID : 2014261464
- J-Global ID : 201402244071554765
- CiNii Articles ID : 40020130360
- CiNii Books ID : AN00116126