2020年4月 - 2023年3月
体液によるぬれメカニズムの解明と内視鏡レンズの応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 若手研究
今年度は、実際に用いられている内視鏡ガラスレンズへのナノ凹凸構造体の作製を示した。今年度も変わらず、コロナ禍の影響もあり、大型装置類の使用状況が著しくないが、内視鏡レンズとしてクリアな画像が得られるナノ凹凸構造体(100nm)と球面の形状が良いことを明らかにした。また、医用への応用にとどまらず、インフラ構造物への適用として、カメラのレンズや対象物の表面への外来物の付着制御による機能確保に取り組んでおり、回帰性反射効果を保持しつつ、表面保護樹脂に外来物を寄せ付けない防汚技術の開発である。
現状、インフラ構造物に対して、メンテナンス作業の効率化は、解決したい課題の一つである。鉄道インフラにおいて、軌道の狂いを画像計測で測定する技術が開発されている。この方法では、デジタルカメラで円の重心座標を測定することで、軌道の歪みを測定している。デジタルカメラで円の重心座標を測定し、軌道の歪みを計測する方法である。しかし、繰り返しの列車走行により、測定する再帰性ターゲットの表面は汚れにより黒くなり、画像上では円の重心位置を正確に測定することができない問題がある。ポイントは、堆積物による汚れは重要な問題であり、測定対象物の表面を汚れから保護する技術が望まれている。
そこで、ターゲット防汚シートに前年度に得られた防汚機能を有するメタマテリアル技術により、カタツムリの殻を模した撥油効果を持つターゲット防汚シート【樹脂】を開発し、その効果を新規に検証している。
現状、インフラ構造物に対して、メンテナンス作業の効率化は、解決したい課題の一つである。鉄道インフラにおいて、軌道の狂いを画像計測で測定する技術が開発されている。この方法では、デジタルカメラで円の重心座標を測定することで、軌道の歪みを測定している。デジタルカメラで円の重心座標を測定し、軌道の歪みを計測する方法である。しかし、繰り返しの列車走行により、測定する再帰性ターゲットの表面は汚れにより黒くなり、画像上では円の重心位置を正確に測定することができない問題がある。ポイントは、堆積物による汚れは重要な問題であり、測定対象物の表面を汚れから保護する技術が望まれている。
そこで、ターゲット防汚シートに前年度に得られた防汚機能を有するメタマテリアル技術により、カタツムリの殻を模した撥油効果を持つターゲット防汚シート【樹脂】を開発し、その効果を新規に検証している。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K20254
- 体系的課題番号 : JP20K20254