論文

査読有り
2019年9月

片側唇裂における人中稜頭側の高まりを意識した口唇形成術後の短期成績

日本頭蓋顎顔面外科学会誌
  • 川端 智也
  • ,
  • 岸本 英明
  • ,
  • 松浦 喜貴
  • ,
  • 野田 和男

35
3
開始ページ
71
終了ページ
78
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)日本頭蓋顎顔面外科学会

唇裂初回手術後、半年以上経過観察し得た片側唇裂26例(男児15例、女児11例、手術時日齢141±61日)の治療成績を後ろ向きに検討した。唇裂のタイプは完全型14例、不全型12例で、各群の口蓋裂合併はそれぞれ9例、3例であり、手術は非裂側口唇の筋層を含めた皮下組織を冠状断面に沿って2分割し、そこに裂側の筋層を差し込むという手技を用いた。口蓋裂の有無及び唇裂のタイプで群別し、人中稜頭側の高まりと鼻孔底幅に着目して形態学的な比較検討を行った結果、口蓋裂を合併している症例では完全型と不全型で有意差を認めなかったが、口蓋裂を合併していない症例では、完全型は不全型に比べて人中稜を頭側まで形成できておらず、鼻孔底幅が広くなっていた。本手技は裂側人中稜を頭側まで形成できる比較的簡単で有用な手技であることが示唆された。

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