2016年
タウリンと血管内皮機能
タウリンリサーチ
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- 巻
- Vol.2
- 号
- No.1
- 開始ページ
- 40
- 終了ページ
- 42
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(その他)
- DOI
- 10.32172/taurine.2.1_40
- 出版者・発行元
- 国際タウリン研究会
本稿では,健常者における経口タウリン摂取が血 管内皮機能に及ぼす効果を,安静時および運動時に 分けて概説する.我々はまず,2週間の経口タウリ ン摂取(6 g/day)は,健常者の血管内皮機能を僅か ながら,有意に向上させることが初めて見出した. 次に,運動誘発性血管内皮機能の低下に対するタウ リン摂取の効果を検証したものの,2週間のタウリ ン摂取(6 g/day)では高強度レジスタンス運動によ る血管内皮機能の低下を抑制できないことが明ら かになった.本稿で示すこれらの結果は,少なくと も安静時においては,健常者においてもタウリン製 剤,もしくはタウリンを多く含む魚介類や海藻類の 摂取は血管内皮機能を良好に保つために有効であ ることを示していると考える.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.32172/taurine.2.1_40
- ISSN : 2189-6232
- 医中誌Web ID : 2017006825