2016年4月 - 2018年3月
C型レクチン受容体(Mincle)を介したDAMPsによる創部炎症連鎖機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
Mincleと創傷治癒の関連を解析した。C57BL/6マウスの正常皮膚,創作成後の皮膚のMincle発現をPCRと免疫染色で解析した。WTマウスとMincle遺伝子欠損(KO)マウスの背側に創を作成し,経時的に創閉鎖率, 肉芽の厚さ, 白血球集積数を解析した。
MinclemRNA発現は,12時間をピークに発現が上昇しその後低下した。正常皮膚ではMincle陽性細胞はみられないが,受傷24時間後にMincle陽性細胞を認めた。Mincle KOでは創閉鎖率, 肉芽の厚さ,白血球集積数が有意に増加した。以上より,Mincleは創傷治癒に関与する可能性が示唆された。
MinclemRNA発現は,12時間をピークに発現が上昇しその後低下した。正常皮膚ではMincle陽性細胞はみられないが,受傷24時間後にMincle陽性細胞を認めた。Mincle KOでは創閉鎖率, 肉芽の厚さ,白血球集積数が有意に増加した。以上より,Mincleは創傷治癒に関与する可能性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 16K15744
- 体系的課題番号 : JP16K15744