その他

2017年4月 - 2017年4月

プラズマ中性化セルの原理検証を目指した無電極高周波プラズマの高密度化


これまでのNBI装置の研究開発は主としてビーム源である負イオン源について精力的に行われており、ITERで要求される40 A・1 MeVの大電流・高エネルギーのビーム生成が実現しつつある。一方で原型炉を見据えた場合、大電流かつ高エネルギービームの生成に加えて高い電力効率を持つNBIシステムが求められる。ビームの中性化効率はNBIシステム全体の効率に大きく関わるため、新規手法を開発することでNBIシステムの高効率化が期待できる。その有力な候補の1つがプラズマ中性化セルである。本研究はDT-ALPHA装置を用いてその原理検証実験を行うものであり、核融合炉の実現に向けて大きな貢献があると考えられる。