2008年
遺伝子一過的過剰発現スクリーンとSuperSAGEの利用
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
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- 巻
- 2008
- 号
- 0
- 開始ページ
- S0013
- 終了ページ
- S0013
- 出版者・発行元
- 日本植物生理学会
私たちの研究グループは、SAGE法を改良して、新規遺伝子発現解析法「SuperSAGE法」を開発した。SuperSAGE法では、III型制限酵素EcoP15Iを利用することにより、各転写産物由来のcDNAの特定箇所から26塩基のタグ断片を抽出することができる。タグ数を数えることにより遺伝子発現量を解析する一方、26塩基の情報に基づいてタグの由来した遺伝子を高い精度で同定することが可能である。データがデジタルであること、ゲノム情報を駆使した解析が可能であることから、本法はポストゲノム時代の有力な技術であると確信する。本発表では、1)SuperSAGE法の概要、2)highly parallel sequencingによるSuperSAGEの効率化、3)タグ断片をそのままプローブに用いたマイクロアレイ「SuperSAGE-array」などを紹介する。また私たちは、ベンサミアナタバコを用いたcDNAの一過的過剰発現スクリーンにより、細胞死誘導因子NbCD1を同定した。NbCD1は、EARモチーフを有するII型ERF転写因子に属する。NbCD1を過剰発現するアラビドプシスから、クロマチン免疫沈降によりNbCD1と相互作用するDNA領域を回収した。現在、このDNAに対して、SuperSAGE法の変法GMAT法を適用して解析中であるので、これについても紹介する。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130006991608
- ID情報
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- CiNii Articles ID : 130006991608
- identifiers.cinii_nr_id : 9000391940837