2011年
GHF12に属するエンドグルカナーゼと相互作用するタンパク質の解析
日本植物生理学会年会およびシンポジウム 講演要旨集
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- 巻
- 2011
- 号
- 0
- 開始ページ
- 525
- 終了ページ
- 525
- 出版者・発行元
- 日本植物生理学会
病原菌は、植物に感染する際、いくつかの細胞壁分解酵素を分泌し植物細胞壁を分解する。一方、植物は病原菌由来の細胞壁分解酵素に対するインヒビタータンパク質をアポプラストに分泌している。これまでに、キシログルカナーゼやポリガラクツロナーゼなどに対するインヒビタータンパク質が知られており、これらは、細胞壁分解酵素と結合することで酵素活性を阻害することが明らかとなっている。また植物体内においては、この反応が病原菌に対する防御反応の引き金となっていることが推察されている。イネいもち病菌由来の1,3-1,4-β-グルカナーゼ (MoCel12A) は、1,3-1,4-β-グルカンを特異的に加水分解する酵素であり、<I>Nicotiana benthamiana</I> および<I> Arabidopsis thaliana</I> における過剰発現により、過敏感細胞死を誘導する。この過敏感細胞死は、MoCel12Aがエリシターとなり、その認識が引き金となって誘導されることが示唆された。<br> 本研究では、MoCel12Aと結合するタンパク質を単離・同定し、その相互作用と細胞死の関係について検討した。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130006995468
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- CiNii Articles ID : 130006995468
- identifiers.cinii_nr_id : 9000391960000