2016年4月 - 2019年3月
ATP可視化マウスによる心筋梗塞でのATP変動の時間的空間的解析と生理学的意義
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
我々はATP濃度の変化をリアルタイムで可視化できるFRET蛋白質 GO-ATeamを発現する遺伝子改変マウスの作成に世界で初めて成功した. また, 応募者はin vivoの心臓で開胸して, リアルタイムで拍動する心臓のATP濃度の変化を, 時間的空間的に可視化し定量することに成功した. このマウスを用いて心臓のATP量を, 急性の負荷をかけて経時的に調べたところ, 心臓のATP濃度は酸素消費量の変化とともに変動することが分かった.急性虚血でATPは一過性に上がることが分かったが、心不全や糖尿病などでは心臓のATPレベルはほとんど変化しないことが分かった。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 16K09491
- 体系的課題番号 : JP16K09491